栄養価が高くて食べると滋養強壮につながるとされている「すっぽん料理」の歴史の発祥は中国で、今から3000年前に食されていました。
日本では1000年ほど前から皇族や貴族などの上流階級が「すっぽん料理」を食すようになり、庶民が食べられるようになったのは400年前の江戸時代からです。
理由としては、高級な食材である「すっぽん」をうなぎの養殖を手掛けていた服部倉次郎が天然のすっぽんを捕まえて数年かけて孵化させることに成功したことにより、数の少ない貴重な天然物ではなく、数多く出荷できるすっぽんの養殖が可能になったことで市場価格が下がったことが要因とされています。
現存するすっぽん料理のお店として歴史が最も古いのは、有名な小説にも登場する京都府の「大一」です。